海老フライ たべたい

アイドルオタクがいろいろ書いてく

ドキュメント72時間 福島のタクシー


録画してあったのを見ました。
ドキュメント72時間大好きな番組のひとつなんですが、今回は思うところがあってブログ書こうかなと。




震災から4年たった福島県いわき市が舞台。


想像していたよりも「日常」生活を送っているなと。というか、仮設住宅に住んでいることが「日常」になってしまっているんですよね。

かくいう私も茨城県の(忘れられた)被災地出身で、詳しいことは書きませんが、震災以降大きく生活が変化しました。
そしてその変化が今では「日常」になっています。


みんな色々なことをあきらめて、今できる生活のなかで精いっぱい生きてるというか、そしてそれなりに楽しいこともあるというか。
感じ方は人によって全然違うと思うし、もしこの文章を不快に思う方がいたら申し訳ありません。
でもあの番組を見てそう思ったんですよね。





印象に残ったシーンは、震災が起きた時間になっても黙祷するわけでもなく、なんてことない会話を続けるドライバーさんと高齢のお客さん。これがリアルだと思いました。

言い方がきついかもしれませんが、私たちの意識の中に「被災地の方はきっと悲しんでいる。悲しんでいなきゃおかしい。」っていうのがあると思うんです。
きっと震災が起きた時間には、亡くなった自分の大切な人を思って黙祷してる、だから私たちもその気持ちに寄り添って一緒に黙祷しなきゃみたいな。

でも本当に気持ちを共有することって難しい。


そんななかで「あの時」がきてもいつも通りの日常を続ける姿には思うところがありました。



でも忘れないことは大事だってのも分かります。というか、震災に限らず、当事者意識をもって日本で起きてること世界で起きてることを考えることが必要ですね。